2003-2-10

　写真を撮るヒマがないので、なつかしのデジカメ写真を引っぱり出すことにした。といっても1998年の写真だから、ほんの5年前のものなのだが、デジカメの場合、クラカメ写真になってしまうところが恐ろしい。

　これは富士フイルムの DS-20 で撮った IVAN STROD 号の出港風景である。ぼく自身はカッコいいと思ったのだが、知人に見せたら、なんだごくふつうの写真じゃないかといわれ(笑)、がっかりした覚えがある。

　なにしろ30万画素のカメラだから、今でいえば携帯電話付属デジカメ級だろうか。斜線はガタガタ、細部は不鮮明、最初はおもしろがって写していたが、やがてこれじゃダメだと思うようになった。思ってまもなく、仕事中にこのカメラを水中に落としてしまった。

　機械としていろいろ欠点はあっても、写真への興味を取り戻したのはこのカメラのおかげであった。