2003-3-1

　今朝（３月１日）の北海道新聞に、イラク情勢に関して写真家本橋成一氏の「私たちはもっと想像力を働かせなければならない」という発言が掲載されていた。つまり戦争が「普通の暮らしを奪う」ことを見失うな、という趣旨だ。

　非戦論者を夢想家としてあざ笑う、いわゆる現実主義者たちには、ごく普通の暮らしを思いやる想像力が欠けているとぼくは思う。そして普通の暮らしに立脚しない現実主義とはいったいなんだろうか？

　写真家の発言に対する共感は写真をもって示したいと考え、まことに失礼ながら、へたくそな写真を掲載した。

　この笑顔の上に爆弾を落とすな、といいたいのである。いや、夢想家として笑われてもかまわない……