春採湖を歩く（番外編）		2003-6-23
		今年初めてフィルムに収めた昆虫が、このぶざまなゾウムシとは！　モゾモゾ、ゴソゴソ……とにかく動きがスマートではないのである。 　蝶の華麗さとはほど遠く、トンボのようには愛されもせず、テントウムシみたいに歌に歌われることもない。この冴えない虫に、宗教家はどうやって生きがいを説こうというのだろうか。 　……などと書いているうちに、自分が人間界のゾウムシであるような気になってきた。 　図鑑を調べたのだが、名前は不明である。形からしてヒョウタンゾウムシの仲間だと思う。ご存じの方がいらしたら、ぜひお教えいただきたい。 　虫の居場所が少し離れていたので、思い切ってトリミングした。目玉にほぼピントはきているようだが、ちょっと甘い。 　近視のぼくに虫撮りはほんとにむずかしいのだ。う〜む、苦労してゾウムシとはなあ。
2003年6月8日釧路市春採湖畔にて。New FM2 + Ai Micro 55 mm F2.8S使用

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