寫眞帳






シジミチョウ
2003-9-21

 昨年もそうだったが、今年は冷夏だったせいか、昆虫の種類・数ともに少なかったように思う。

 この日はトンボがすいすい飛んでいたけれど、いっこうに撮影可能範囲には止まってくれなかった。つれないやつらだよ、まったく。

 そのかわり、あちこちに止まっていたのがこのシジミチョウ(名前はまだ調べていない)。しかし、これ一種類だけなのである。同じ時期に羽化したのが、いっせいに温根内の湿原に飛び立ったものとみえる。

 あいかわらず不作だなあとこぼしながらも、晴れた初秋の空をながめながら歩くのは愉快である。考えてみれば、へたくそな写真なんてどうでもよかった。

 あたりに人影もなし、「ハハ、ノンキだね〜」などと調子はずれに歌ってみる。 

2003年9月7日鶴居村温根内にて。New FM2 + Tamron SP AF 90 mm Macro F2.8 使用

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