ネガを見る		2003-12-12
		父の遺したネガを少しずつ見ている。じっくりと見ている。 　セミ判のフィルムはサイズが大きいこともあって、このままでも鑑賞に堪えるけれど、スキャンして印刷すると、びっくりするほどの鮮明さだ。 　この情報量の豊かさは、デジカメの画素数がどうのという次元ではないのである。 　もちろん表面に傷みはあるが、とても50年前の映像とは思われず、白黒フィルムの保存性にも驚嘆するしかない。 　これほどのすぐれた記録媒体を、この世からなくしてはいけないと思う。ぼくは根性なしだから見込みがないけれど、白黒フィルムの自家現像をする人の増えることを願ってやまない。いいよなあ、これ。
2003年12月10日。Nikon COOLPIX800 (B & W mode) 使用

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