寫眞帳


霧の日
霧の日

 2002-6-3

 日本のロンドンとして名高い(?)釧路に、また霧の季節がやってきた。

 太陽は出ているのだが、万物みなうっすらとベールに包まれてたよりなくみえる。街路樹の影さえ、なんとなくぼんやりしているようだ。

 しかし一番不確かなのは自分自身かもしれない。地面に影を落すほどの芯がおれにあるかどうか、あやしいものだ……などと考えながら、しばし霧の中を漂流する。

 


(2002年6月2日釧路市にて。Nikon New FM2 + Ai 50 mm F1.2S 使用)


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