寫眞帳



猫は異なもの

猫は異なもの

  2002-7-9


 このところへんてこなものばかり撮っているので、ここでお目にかけるような写真がない。そこでちょっと以前のものだが……

 先日ひさしぶりに高校の某先輩のお宅におじゃまして、ぼくのこれまでの写真をお見せしたら、意外にもR10で撮ったこの一枚がお気に召したようであった。

 「レトロでよろしい」というのである。みずから爺を名乗るぼくの先輩だから、当然お年を召している。レトロ好みはそのせいなのだろうが、つまらない写真でも捨ててはいけない、という好例だろうか(?)。

 さて犬派のぼくは猫と相性の悪い男である。たいていは逃げられるから、このときも遠くからシャッターを切った。

 ところがこの猫、逃げるどころか、なんとぼくの足元までやってきてじゃれ始めたではないか。いきなり女性にくどかれたようなもので、なにしろ経験がないから(笑)どうしていいかわからない。すっかりうろたえてしまった。

 


(2002年6月8日釧路市弥生にて撮影。RICOH R10 使用)


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