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2002-7-18
おお、薪ストーブじゃないか！ 丘のてっぺんの小さな祠のとなりにある、住民の集会所とおぼしき小屋の中を覗いたぼくは、思わず声を上げた。
インターネットを検索すると、現在も根強い薪ストーブ愛好家がいるらしい。しかしＨＰに掲載されている写真をみると、どれもぼくのイメージとはほど遠い、洒落たデザインの高級ストーブである。
違うんだよ。これなんだ、これこそなつかしい北海道の薪ストーブなのだ。
小屋の引き戸には意外にも鍵がかかっていなかった。無断で立ち入ったのはまことに申し訳ないことだったが、心中手を合せつつ、写真を一枚だけ撮らせていただいた。
ところは十勝の晩成。地名は十勝開拓の先駆者依田勉三の晩成社に由来する。開拓の当時も薪が主な燃料であったと思われる。
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