寫眞帳





湖を描く

湖を描く

 

 2002-9-4


 このところすっかり春採湖づいている。周囲4.7 kmの小さな湖だけれど、都市の真ん中にこういう湖があるのはめずらしいらしい。

 岸辺では、ヒブナがゆうゆうと泳ぐそばを、カモやバンが遊んでいる。サギもみかけた。植物も豊富である。

 遊歩道も整備されており、なにも遠くまで出かけなくとも、ここにくれば自然を満喫できるのである。ゆったり散歩する夫婦づれもいれば、ジョギングする若者もいる。カメラをかまえてミヤマニガウリを撮る物好きもいる。

 先日某夫妻とご一緒に湖畔一周を敢行したところ、いつもはここまで足を伸ばさないのでみかけなかったのだが、やはり絵を描く人たちもいた。なるほど、ここからだとちょうど対岸に博物館がみえるし、絵になるのだろう。

 春採湖は遠くから眺める湖ではなく、歩いて味わうべき場所だと思う。

  


(2002年9月1日釧路市春採湖畔にて。New FM2 + Tamron AF 90 mm F2.8 Macro 使用)


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