いくらなんでもカサブランカの封切り上映ということはありえないけれど……常識でははかれない都市、京都ならあってもおかしくない(？）。
この看板は八千代館の端っこにあるのだが、ここはこの種の映画を上映する小屋ではないから（笑）、すぐ近くの美松会館のものか、それとも単なる装飾用なのだろう。
よくみると俳優の顔がなんとなく日本人くさく描かれている。警察署長など、片岡知恵蔵みたいにみえるなあ。
いまだに日本国の都であることを誇りにする京都の人々にはまことに申し訳ないが、こういうなつかしいものをみるにつけ、この街は偉大なる田舎の生き残りじゃないかと思うのである。
(2002年9月24日。New FM2 + Ai 35 mm F2S 使用)
