そろそろ京都シリーズもおしまいにせねばならない。わかってはいるのだが、時間がない。時間があっても、夜は疲れて寝てしまう。まだ貼っていない写真が数十枚もあり、ほんにこの世はままならぬ。
そんな心境を反映してか、シリーズ最後の一枚は、これ以上枯れようのない侘びの極致(?)、落柿舎の燭台である。
この蝋燭に火がともったところをみたいものだと思った。ついでに縁側にすわり、名月を肴に一杯やればいうことなしだが……こいつはちょいとオヤジ趣味かもしれない。
(2002年9月20日。F60D + AF 50 mm F1.4D 使用)
