2002-12-08

　ひさしぶりに幣舞橋を歩いたので一枚。

　実はこれ、「秋」の像なのだが、ぼくにはどうしても「冬の女」としか思えないのである。実際「冬」の像のほうが、ずっとたおやかな印象を与える。

　幣舞橋上にある四体のうちでは、この像がもっとも厳しい表情というか、怖い顔をしており、まるで鉄の女という感じなのだ。夢に出てきそうな気もする。

　なおたまたま35ミリレンズで撮ったため、改めて強く感じたのだが、あちこちでみかけるこの種の像はちょっと位置が高すぎる。まるで地べたから女神様を仰ぎ見るような格好になってしまうのだ。

　芸術の民主化(?)という見地からも、鑑賞上の便宜という見地からも、もっと低い位置に据えるべきである。