風格ある北海道建築である。昨年から目をつけていた。いずれ取り壊しの運命にあるのは明らかだから、ふたたび北見出張の機会があったのを幸い、さっそく撮影を行った。やれやれ、建物が無事でよかったわい。

　製材協同組合の建物が無風流なコンクリ造りでないのはうれしいけれど、改築されたらいったいどうなるのだろうか？

　実は北見駅の構内(?)にもおもしろい木造建築のあることを発見したのだが、雪を隔てて距離数百メートル。悲しいことにぼくのデジカメにはズーム機能がなく、ぼんやりした写真しか撮れなかった。とてもご紹介できるようなものではない。はたして取り壊しになる前に新しいデジカメが買えるだろうか(笑)。

2002年1月24日撮影（写真差替え）

【追記】

　北見に出張する機会はその後何度かあったのだが、製材協同組合の建物を訪れる時間には恵まれなかった。

　昨日の出張の際、やっとわずかな自由時間を得たので、もう取り壊されたのではあるまいかと心配しながら行ってみると……天われを見放さず、この貴重な建築はすっくと立っていた。

　この日あるを期して購入した(笑)シャープなレンズで、７枚ほど撮ったのだが、ここはほんとうに場所が悪い。まん前には不格好な街路樹やら妙なポールがあるし、太い電線が何本も走っている。おまけに天気がよすぎて建物を写すには条件も悪かった。

　またの機会を狙おう。それまで健在であれ。